情緒不安定・・。

その後は、何事もなかったかのように、二人でお昼を食べ、その後は別行動してそれぞれ買い物へ。
で、夜にまた彼と合流。
そして、車で帰途に着きました。

帰りの車の中で、すっかり安心してる風のダンナにいきなり言いました。
「ねぇ、昼間のコンドームの件だけど・・。私、許したわけじゃないのよ。疑いは晴れてないからそう思っておいてね。」

するとダンナ、今度は準備ができていたのか、笑いながら余裕でこう答えました。
「あぁ。あれね。思い出したよ。
 去年、会社辞めた時、俺の送別会でさ、誰かが景品に買って来たんだよ。会社のヤツがおもしろがって、その場で開けたりしてたから、なくなってるものもあるんだけど。」

へぇ~~。一日かかって考えた理由がそれですか。
下手な言い訳にも程がありますよね(笑)

「誰がそんなこと信じる??中学生や高校生じゃあるまいし、コンドームを飲み会の席で開けて、大のオトナが喜ぶ??しかもさ、あなたが子供欲しがってるけどできない、ってことは、会社のみんなも良く知ってたじゃない??そんな人に、コンドームをあげるなんて、常識で考えたら、失礼にも程があるよね??絶対、有り得ないし・・(-_-;)」

私は思わずそう言いました。
しかし、ダンナはこう言い返したんです。
「お前が、どう思おうが、これがホントのことなんだ。信じない、って言われても、ホントのことだし、これ以上、どう言い様もない。」

まあ、そうでしょう。
ダンナだって、きっと、苦しい言い訳だって自覚はしてるはず。
でも、ない知恵絞って考えても、もうこんな言い訳しか出てこなかったんでしょう。
この場は、それを突き通すしかないですよね。

「もう、これ以上私が責めたって、あなたは同じことしか言わないんだろうし、もう言わない。
 けど、私は信じてないからね、あなたの言ったこと。」

そう言って、この話は終わりにしました。

・・・しかし、まあ今回の事件、笑ってしまいました。
私だけがダンナを裏切っていると思っていたのに、私も裏切られていたわけです。
仮面夫婦もいいとこですよね、私たち。

「あんた、EDじゃなかったんか??」と、ダンナには突っ込みそうになりましたけど(^^;
まあ、相手が変わればできるってことは良くあることですし、もともとダンナの場合は、「子供が早く欲しい」というプレッシャーと、排卵日の今日にがんばらねば・・というプレッシャーで、EDになったので、そういうしがらみのない、自由なエッチなら、何の支障もないのかもしれません。

前日に、私を襲ってきた時に、「できるの??」と冗談で聞いたら、「できるよ。」と答えていたダンナ。
その言葉の裏には、「他の人とはできてるから。」という大きな自信があったのかもしれませんね。

でもね、このことがあって、私、少なからずショックを受けてしまいました。
一緒に暮らしていて、誰よりも信頼していたパートナーに裏切られるってことは、かなりの人間不信に陥りますよ。
ええ、もちろん、私が相手のこと言えた立場じゃないのは、良くわかってます。
でもね、一緒に暮らしているなら、
「相手にわからないようにやる」「相手を傷つけないようにやる」
っていうのが、夫婦の最低限のマナーだと思うんです。

私との旅行に、コンドームを箱ごと持って行く、なんて・・・ホントに初歩的なミスじゃないでしょうか?
ちなみに私の彼の場合、コンドームは車の運転席側のダッシュボードに入れています。
彼の車は大きくて、奥さんは運転できないので、奥さんがそのダッシュボードを開けることはまず有り得ないし、その前に運転席側にダッシュボードがあることさえも奥さんは知らない。
そして、万が一奥さんがそこを開けたとしても、彼はコンドームの箱は捨てて、中身だけをコンビニの紙袋に入れ替えてるので、見ただけではそれが何かわからない。紙袋の中まで開けて見ることはまず考えられないでしょう。

うちのダンナにも、これくらい万全を期して欲しかった・・。
コンドームの箱のまま、無造作にかばんにポイっ、なんて・・・ツメが甘すぎる・・。

何と言っても、見つけてしまったものはもう取り返しがつかない。
知りたくないことまで知ってしまったのはたしか。

もっと完全にダンナの尻尾をつかもうと思えば、ケータイや財布をチェックすれば一発でしょう。
でも、敢えてそれは私はしない。
これ以上、傷つきたくないから。
知らない方がいいものは、無理に調べない方がいい。
これは、過去の経験で学びました。(以前にも、ダンナの浮気疑惑があったから・・)

しかし、ダンナにも裏切られ、彼は彼で、今はあんな状態だし・・。
もう私のことを、真剣に愛してくれる人は一人もいないんでしょうか・・。
なんだか、悪いこと続きで、最近情緒不安定な私です。(;_;)